畜産についてはド素人の筆者だが、その筆者にして、コレはただ事ではない状況だと感じているのが、宮崎県で確認され、現在、宮崎県や宮崎大学・畜産関係者などが全力で対応している口蹄疫の発生状況である。
一昨日の時点で、殺処分対象となった牛・豚は約3万4千頭になったという。
【参考】
- 「口蹄疫に関する情報」(最新発生情報はここで掲示されている)@農林水産省
- 宮崎大学農学部(畜産関係者・その他の人たちにやって欲しい口蹄疫対策や最新の伝播分析など)
- 東国原英夫オフィシャルブログ(宮崎県知事が最近の記事で現状を伝えています)
- 動衛研:総説 口蹄疫ウイルスと口蹄疫の病性について
- 「宮崎の「口蹄疫(こうていえき)」がどのような影響を与えているのかまとめ」@Gigazine
- 「連続講座 人獣共通感染症第99回 口蹄疫は人に感染するか」@社団法人日本獣医学会
- 「連続講座 人獣共通感染症第99回 口蹄疫は人に感染するか追加」@社団法人日本獣医学会
- 「家畜伝染病予防法の概要」(関係法令等のまとめ)@独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所九州支所
口蹄疫は、ヒトの健康にこそ、さほど影響を与えない(過去、イギリスでは患畜を食べたこともある。その時畜産業は壊滅的な打撃だったため、せめてもの思いから、泣く泣く食べた)が、家畜にとっては最悪レベルの、まさに「疫病」である。
(5月16日補足)
ヒトには感染しないという一部報道がみられるが、正しくは「低い確率でヒトに感染するが、感染しても、事実上、自身の健康に影響が出ない」である。イギリスの例は、感染を回避すべき家畜がほぼ全滅してしまった事で、例外的に実施した。ヒトが自覚症状の無い「伝播原因」となり得る以上、この口蹄疫災が沈静化するまで、ヒトと動物との接触は避けるべきである。また、2週間以内に動物と接触している場合は、他の動物、特に牛、豚、羊などの偶蹄類や野生動物と接触してはいけない(発症しないけれども宿主となる動物は多い。ヒトは発症後1~2週間で自然に治癒する)。
その伝染力は強く、空気感染もする。
そのため、1頭でも確認されれば、その畜舎の家畜は全て殺処分の対象となる(従って、感染肉の流通を過度に心配する必要はないのだが...)。
畜産農家の悲鳴が聞こえてくる様である。
今年に入って、口蹄疫は中国・韓国・日本で発生が確認されている。
※「中国、香港、台湾、韓国における口蹄疫の発生状況(2010年1月以降の発生)(pdfファイル)」
「韓国における口蹄疫の発生状況(pdfファイル)」
宮崎県で確認されたものもO型ということで、中国・韓国で発生しているものと同系統であるようだ。
感染経路については、相応の機関が調査を進めてゆくのだろうが、まずは感染の拡大を止めないといけない。
当然、国が動かなければならない規模の大災害であるにもかかわらず、国は目立った対応を取っていない
。
しかも、「なぜか大手メディアが、とりあげない」という現状。
NHKですら、ローカルニュースとBSニュースでしか(筆者が知る範囲では)伝えていない。
今回の口蹄疫の伝染拡大には、「和牛商法」に関係した、メディアに大きな影響力のある集団が関わっているという噂がある。
現実に、大手メディアが、こんな重大事を報道していないということを考えれば、噂の中に真実が隠れていそうだとも思えるのである。
しかし、責任問題など後回しでかまわない。
もし、考えたくも無いが、もしも、野生の偶蹄類に伝染してしまったら、拡散を止める術は無くなる。そうなったら、早晩、日本の畜産は壊滅するだろう。
食卓から乳製品や肉が消えてから気づいても手遅れである。
事態は深刻なのである。
※本ブログにおける口蹄疫関連記事には「疫病」タグを付けています。







某掲示板でこんな書き込みがあった。
ちなみに、その後に、同じ人物と思われる書き込みで、
というのがあったので、テレビの報道に注目していたら、本当にそうなった!!
こんな状態では、一般国民は必要な情報が得られるはずもなく、とても民主主義国とはいえない。
現政権は、初めから情報公開を本気でやるつもりが無かったのだろう。
そう考えれば、ある意味「素直」な、平野官房長官の就任以来の発言が繋がってくる。